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土工協・100万人の市民現場見学会:大笹生(おおざそう)作業所にて開催(2008年10月4日)

 社団法人 日本土木工業協会(以後「土工協」)は、安全、安心な国土づくりに資するための社会資本整備の意義や必要性、また、その一翼を担う建設業の役割等について理解促進を図ることを目的に、かねてより種々の広報活動を展開しており、その一環で多くの市民の方々に公共工事を中心とした建設工事現場を直接ご覧いただくことで一層のご理解を得るべく、現場見学会を全国的規模で継続的に展開しております。平成13年11月からスタートし、3年で参加者100万人を突破して第一ステージを完了しています。引続き第二ステージとして防災をテーマに展開、そのキャンペーン・テーマは、

『100万人の市民現場見学会 - くらしを守る国づくり』

として、展開しています。

【参考】(社)日本土木工業協会ホームページ  URL:http://www.dokokyo.or.jp/

 平成20年10月4日(土)の午前10時~12時に、福島県福島市の東北中央自動車道「大笹生(おおざそう)トンネル工事」の建設現場で、土工協本部主催の見学会が、福島市など近郊の方々約80名を迎えて開催されました。

東北中央自動車道「大笹生(おおざそう)トンネル工事」の概要

発注者 :国土交通省 東北地方整備局
施工者 :飛島建設株式会社
施 期 :平成19年3月20日~平成22年2月26日(35ヶ月)
適用箇所 :曲線部(9箇所)、流入取込部(8箇所)、延長235.3m、面積1500m2

工事概要:
 東北中央自動車道は、福島県相馬市を起点として、福島市、米沢市、山形市、尾花沢市を経由して、横手市に至る延長約268kmの高規格幹線道路であり、福島県、山形県、秋田県の3県の主要都市を結ぶとともに、常磐自動車道、東北縦貫自動車道、山形自動車道、秋田自動車道と接続することから、山形県内陸部と北東北、南東北地域相互の高規格道路網を形成し、緊急時における代替・迂回等のネットワーク機能の強化を担う路線です。
 大笹生トンネルは、福島~米沢(延長28.6km)の福島市側から最初のトンネルで、延長2,090mでこの区間では2番目の長さになります。
 トンネル施工方法は、NATM、ベルコン(連続ベルトコンベアによるずり出し)、発破工法、片押し、上り勾配3%、補助ベンチ付全断面掘削工法、上半先進ベンチカット工法で計画しています。

大笹生トンネル位置図
 
坑口での集合写真
切羽(掘削面)の見学

 開会にあたり、土工協の岡田広報委員(飛島建設取締役土木事業本部長)から「日本国土は地球全体の約0.25%の広さですが、マグニチュード6以上の地震は地球全体の20.7%、活火山も地球全体の7%も集まっているなど災害大国になっています。日本の国土面積は狭く、かつ山岳地帯が国土面積の70%近くにも達し、急峻な地形であるために可住地面積も狭く、土砂崩れや水害が起きやすく、地震に弱い沖積平野に人工と社会資産が集中している状況です。このような国土状況のなかで、1億2千万の人々が、安全に、豊かに、安心して暮らせるようにするには、まだまだ整備しなければならないものがあります。わたしたち建設業は、こうした社会資本整備の一翼を担うものとして、皆さんに工事現場を見ていただき、私たちの活動をご理解いただくとともに、国土づくりのあるべき姿についてみなさまと一緒に考えてまいりたいと思います。」と歓迎の挨拶と見学会の主旨について説明がありました。また、事業主である国土交通省福島河川国道事務所の藤原課長より「東北中央自動車道は新直轄方式で工事が進められ、福島市~横手市の所要時間が現在より1時間53分短縮され、地域間の連携・交流ネットワークが広がると共に、国道4号線や東北縦貫自動車道の災害・事故などによる閉鎖に対応した安全・確実な高速ネットワークを確保します。」「福島~米沢間に日本で自動車道トンネル4番目の長さになる栗子トンネルを予定しています。」などの事業に関する説明がありました。

風景:好天に恵まれる
 
岡田広報委員:見学会の趣旨説明
切羽(掘削面)の見学
国土交通省藤原課長:事業概要説明
 
総合司会:笠川土木事業統括部長(飛島)
切羽(掘削面)の見学

 挨拶の後、作業所の大沼所長および寺島課長よりプロジェクタを使って大笹生トンネル工事説明、掘削サイクルのビデオ映像を写しながら解りやすく工事の進め方の説明を行いました。

 挨拶と全ての説明が終了すると、今までスクリーンがあった場所が扉となって開放され、正面に真直ぐ続くトンネル現場が現れました。皆さんはその光景の変化に見とれていたようです。
 準備が整うと、現場担当者の案内でトンネルの奥まで約700mをそれぞれの方々のペースで歩きました。参加された方々には幼児から90歳を超える方も居ましたが、ゆっくりとしたペースで、工事に使用する大型機械を見ながらしっかりと歩いていました。先端付近で工事に使用している大型掘削機械(ジャンボ)の実演があり、機械の大きさとドリル音の大きさに驚いていました。現場担当者からの「ダイナマイト用の穴をあける時、ドリルの回転ではなく、叩いて掘るんですよ」といった説明に聞き入っていました。
 
ジャンボの実演
 
切羽(掘削面)の見学
現場見学後の説明会場での質疑応答では、職員のアフター5休みの過ごし方、現場で働く人数、現場からの湧水量、トンネルの測量方法など専門的なことまで幅広い質問がありました。それぞれの質問に対し、休みの日には近隣の方々と野球チームを結成して交流を深めていることや、湧水処理および水質管理方法など丁寧に答えていました。
最後に、日本土木工業協会広報部の永山参事より、「100万人の市民現場見学会は第二ステージに入り通算約160万人が見学に参加しており、建設工事を皆さんにもっとよく知っていただくために今後も継続して行きます。」今日の見学会への参加のお礼と挨拶がありました。
永山参事の挨拶

ニュースリリースに関するお問合せ先

社長室経営企画部広報G 担当:小島 TEL.03-5214-8212

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