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エムプラス無添加しっくい内装の省エネ効果を実証-(2010年12月3日)

エムプラス無添加しっくい内装の省エネ効果を実証
-ビニルクロスの部屋と比較して夏季冷房電力量を約16%削減-

 飛島建設株式会社(社長:篠部正博)は、化学物質の室内放散を抑制する健康内装仕様として開発した【M+】エムプラス技術のうち「エムプラス無添加しっくい」が、夏季冷房におけるエアコンの消費電力量を削減する「省エネ性能」を合わせ持つことを、実建物を使った測定実験で検証しました。実験の結果、一般的なビニルクロス内装仕様の居室より、約16%の省エネ効果があることが実証され、化学物質を抑制する健康仕様に加え、地球環境にやさしい内装材としての「エムプラス無添加しっくい」が確立されました。
今後は、有料老人ホームや保育所、幼稚園、病院、ホテルなどエアコン稼働率が高い建物や企業の独身寮への適用拡大を考えています。

実証結果

1,5日間の総電力量が84%に減少(図1)
  エアコン設定温度を一定(28℃)にした場合の、24時間連続自動運転による総電力量を比較しました。
  総電力量減少により、CO2削減にも寄与できます。

2,身体にやさしい温湿度調節機能(図2、図3)
  エアコンを2時間稼働した時の室内温湿度の変化を比較しました。
  冷房稼働時また停止後の温湿度変化がゆるやかで、身体への負担が緩和されます。

3,調湿効果を検証(図4)
  エアコンを使用しないで外気温変化による室内温湿度を比較しました(測定は5月)。
  晴天日(乾燥時)では湿度が高く、雨天日では湿度が低く保たれ、調湿効果が検証できました。

図1 6日間の総電力量
図2 温度変化
図3 湿度変化


図4  5月の外気温変化による室内温湿度測定結果

実験概要

 実験は、当社技術研究所(千葉県野田市)の独身寮の3階の2室で行いました。壁と天井を「エムプラス無添加しっくい」でリフォームした部屋(311号室)と一般のビニルクロスの部屋(313号室)にて下記内容の測定・比較を行いました。なお、温度等影響を考慮し隣室は空室としました(図5参照)

 ①省エネ効果を検証するため、7月、8月の盛夏においてエアコン稼働条件を変えながら室内温湿度変化と総電気量を測定

 ②しっくいの調湿性能を実証をするため、外気温変化の大きい5月、6月にエアコンを稼働させない状態で室内温湿度変化を継続測定


図5 実験建物と実験概要

実証に至った背景

 古来より、しっくいには調湿効果、消臭効果、カビが生えにくい、燃えにくいなどの特性があることが知られています。飛島建設では、室内への化学物質放散を極力抑制した鉄筋コンクリート建物の健康仕様として、株式会社無添加住宅の炭化コルクや無添加オリジナルしっくいを、断熱材や壁・天井の仕上とする「【M+】エムプラス」技術を開発し、住宅分野を中心に実績を重ねております。これら【M+】エムプラスの部屋にお住まいの7割に当たる方々から、『室内で深呼吸できるだけでなく、夏は涼しく冬暖かい、エアコンの使用も減りました』との感想を頂いております。これは、エムプラスしっくいの優れた調湿作用が室内の温湿度変化を緩和し、結果的にエアコン稼働時間の短縮(省エネ)に結び付いているのではないかとの予測を検証する目的で実建物での測定実験を行いました。

今後の展開

 健康仕様と省エネ効果を合わせ持つ【M+】エムプラスとして積極的に展開し、有料老人ホームや保育所、幼稚園、ホテル、病院など入居者・利用者への体調管理からエアコン稼働率の高い事業体や企業の独身寮管理部門への拡大を図りたいと考えています。

ニュースリリースに関するお問い合わせ

飛島建設株式会社 経営管理本部 総務部 広報室    松尾 和昌 TEL:03-5214-8212

技術・資料に関するお問合せ先

飛島建設株式会社 建築事業本部 建築営業部 営業2G 田中 裕貴 TEL:03-5214-7760

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