山岳トンネルの施工では、未固結地山や断層破砕帯等の脆弱地山に遭遇し、作業中に切羽崩壊が発生することがあります(写真-1)。「切羽安全監視システム」は、建設現場での簡易測量に使用される安価なレーザー距離計を用いて、複数台のレーザー距離計を遠隔制御する技術を応用し、切羽押出し量等の地盤変位を最小1秒間隔で多点同時に連続計測します。そして、得られた複数箇所の計測データを1台の計測用PCにワイヤレスで転送・演算処理して変位量や変位速度を算出し、あらかじめ設定した管理基準値(注意、危険、限界の3レベル)を超えた場合、アラーム付き警告灯により切羽作業員に対して即時に注意喚起します(図-1)。 |