CIVIL ENGINEERING
SHIELD PROPULSION

シールド・推進技術

飛島の技術-土木のメインビジュアル

トレール工法

ティースビット・先行ビット交換システム

ティースビット・先行ビット交換システム シールド機概念図

シールド機概念図

 カッタビットには、切削した土砂をチャンバ内に取り込むメインカッタビット(ティースビット)と先行で地山をほぐし、切削能力を向上させる先行ビットがあります。本システムは、スポークに沿ってガイドレールに納められたビットホルダーを引き抜くことにより、これらのビットを機内に一気に取り込み、新たなビットに交換するものです。

ティースビット・先行ビット交換システムの特長

  1. 1

    補助工法が不要

    • 補助工法を必要としないため、コスト縮減、工期短縮が可能です。また、地上作業がないため周辺環境への心配がなく、長距離路線を効率的に計画できます。
    • どこでもビット交換が可能なので、ビット交換場所(環境)を事前に選定する必要がなく、路線を効率的に計画できます。
  2. 2

    砂礫層を含む長距離掘進が可能

    • 最外周を含むカッタビットを何回でも交換出来るため砂礫層等の過酷な地盤の長距離掘進が可能です。
  3. 3

    大深度に適用可能

    • 大深度における高水圧にも対応可能です。(0.5Mpa=水深50m相当実証済み)

ティースビット・先行ビット交換システム イメージ

※画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。

従来工法との比較

経済性従来技術より20%コストダウン(従来技術:補助工法使用)
工期短縮従来技術より20%短縮(従来技術:中間立坑設置)

外部団体からの表彰等

国土交通省NETISKT-020018
新建設技術情報ガイド99273700

ローラーカッタ交換システム

ローラーカッタ交換システム シールド機概念図

シールド機概念図

 岩盤や巨礫を含む地盤では、それらを破砕するローラーカッタの装備が不可欠です。
 本システムは、カッタ中央部に設けた交換室にローラーカッタを引き込み、機内より安全に交換します。また、土質に適合したカッタビットへの種類変更ができるため、超硬質地盤から軟弱地盤まで変化に富んだ地質のシールド長距離掘進を可能にします。

ローラーカッタ交換システムの特長

  1. 1

    ローラーカッタを補助工法なしで交換

    • これまで不可能とされた全パスのローラーカッタを補助工法なしで何回でも交換することができます。(特許出願中 特願2004-18876)
  2. 2

    用途の異なるビットへの交換

    • 用途の異なるカッタビット(ローラーカッタから先行ビット等)に容易に変更できるため、土質変化や到達時のコンクリート壁の掘削にも柔軟に対応できます。
  3. 3

    信頼性の高い単純構造

    • 単純構造であるため信頼性が高く、通常のカッタ装置と大きさに差がないため掘進性能に影響を与えません。

施工例

工事名大容量送水管(王子工区)整備工事
工法泥土圧シールド工法 φ3480mm 延長3464m
発注者神戸市水道局
土質玉石まじり砂礫、礫、風化花崗岩、粘土まじり砂(N値>50)
施工平成17年5月発進 施工中

手順1:給水・加圧 イメージ

手順1:給水・加圧

手順2:ゲート開・ビット引き込み イメージ

手順2:ゲート開・ビット引き込み

手順3:ゲート閉・排水・カッタ イメージ

手順3:ゲート閉・排水・カッタ

外部団体からの表彰等

土木学会関西支部技術賞受賞(2001年度)