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「TDRショットライニングシステム」は、図−1、−2に示すような断面構成からなります。まず、鋼製セグメント内は、プライマーを塗布し、硬化促進剤を用いた高性能な無機系モルタルを吹付け、充填します。続いて、剥落防止用の金網を設置し、目的別に対応した高品質モルタルを吹付け、左官仕上げを行います。最後に表層に養生剤を塗布します。
モルタルの練混ぜ、圧送は連続練りミキサを用いることで、従来の湿式モルタル吹付けの2倍以上の吐出量が確保でき、作業性が向上しました。また、吐出量を大きくしても、鋼製セグメントのリブ裏が完全に充填できるよう、吹付けノズルの開発を行うとともに、圧搾空気の量を調整し、ノズルワーク(作業手順)を確立しています。(参照:図−3)
下水道関連施設では、耐硫酸モルタル「サンタイトF(吹付け用)、K(コテ塗り用)」を表層の防食層に適用します。共同溝、電力洞道や通常の雨水幹線等などの一般のシールドトンネルでは、表層部を耐硫酸モルタルではなく、従来、断面修復工事で用いてきた「TDRモルタル+硬化促進剤(TDRショット工法)」を適用します。
なお、耐硫酸モルタルのサンタイト(電気化学工業社製)は、「東京都下水道施設管理部コンクリート改修技術マニュアル処理施設編(平成20年4月)断面修復材の要求性能指標」を満足する材料で吹付け工法にもコテ塗り工法にも対応可能です。また、下水道シールド工事用二次覆工一体型コンクリートセグメントと同等以上の耐硫酸性を有しています。 |