飛島建設統合報告書2022
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●……当社では脱炭素社会の実現に向けて長期的なCO2削減目標を設定し、SBT※認定を取得しています。●……当社ではトビシマSXに向けた取組み推進の一環として社会のサステナビリティへ貢献するための課題を抽出し、優先的に取組むべき重要課題(SXマテリアリティ)を決定、「脱炭素の推進」を優先的に取組むべき重要課題の一つであると位置づけています。●……気候変動リスクの管理については「リスクマネジメント委員会」において各部門における気候変動リスクの事業への影響の確認を行うとともに、定期的にモニタリングを実施し必要な対策が講じられているかについて確認していきます。●……「リスクマネジメント委員会」での検討内容は社長を委員長とする内部統制委員会で組織全体のリスク管理プロセスに統合され、取締役会に報告されます。影響度リスク大中中大中大移行機会リスク物理機会32※1……コンシェルジュ機能:顧客の悩みや要望について世の中のトレンドから顧客固有の課題を想定し当社の技術やノウハウ、外部リソースを使うことで最適な解決策を提案する機能※2……カーボンストック技術:木材を大量かつ長期間貯蔵しCO2を削減する当社独自の技術※3……フィールドサクセスセンター:現場運営の省人化及び品質・安全・生産性の向上を目的とする業務集約型の現場管理機能(略称:FSC)炭素税の導入による調達コスト及び炭素税課税によるコストの増加・…炭素税分が原材料・建設資機材価格に転嫁され、調達コストが増加する。・…事業活動に伴うCO2排出量に応じた炭素税の支払コストが発生する。環境配慮ニーズに対応できない企業の受注機会減少・…環境意識の低い企業は市場において低評価となり、受注機会減少要因となる。・…求められる環境配慮の技術要件で優位性がない場合受注機会を逸失する要因となる。CO2削減効果・貯蔵効果のある施工技術の需要が増加・省エネルギー技術ニーズが増大する。・CO2貯蔵技術の活用機会が増える。再生可能エネルギー関連の設備・施設の需要増加・…再生可能エネルギーに関わる設備・施設への投資が増加し、受注機会が拡大する。⼟⽊・建築現場が被災することによる事業活動停止リスク・…極端な気象現象によって設備、建物等資産の損傷・滅失、建設能力の低下、資材の輸送・配送の混乱・遅延等が生じた場合、工期の延長や中断など事業活動に与える影響は大きい。施工現場の生産性低下・…夏季の猛烈な気温上昇により就労環境が悪化し生産性が低下する。自然災害対策工事の需要増加・…大雨や短時間強雨の頻度や強さの増大、猛烈な台風の増加が予測され、対策工事が必要となる。※…SBT…(SCIENCE…BASED…TARGETS:科学的根拠に基づく目標):パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準<well…below2℃>に抑え、また1.5℃に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した、5~10年先を目標として企業が設定する、温室効果ガス排出削減目標。サプライチェーンを通じたCO2排出量削減活動推進・…炭素税削減に向けた低炭素型資機材・建設機械・工法の活用推進・…CO2排出量削減に貢献する再生可能エネルギーの利用環境配慮ニーズへの対応・従業員への啓蒙、各種認定取得に向けた取組み推進・CO2排出量が少ない施工方法・仮設工法の開発低炭素型建築・CO2貯蔵技術の取組強化・…コンシェルジュ機能(※1)を生かした木造建築及びZEBなど省エネルギー建築の提案力強化・技術開発・カーボンストック技術(※2)の活用拡大と開発電力構成の変化を見据えた顧客営業の推進・強化・…再生可能エネルギー(新規小水力発電供給事業・既存施設改良、水力リニューアル関連工事、太陽光・バイオマス)分野の営業推進サプライチェーンと連携した災害時のBCP対応力の強化・BCP対応を盛り込んだ施工計画の策定・…サプライチェーンと一体となったBCP体制の構築と定期訓練の実施・防災・減災技術開発と展開就労環境の改善に向けた環境整備・…ロボット化やICT技術を活用した生産プロセスの変革・プレキャスト化の推進による現場作業の省力化・…フィールドサクセスセンター(※3)の展開による現場管理業務の効率化インフラの強靭化・長寿命化ニーズへの対応強化・「防災のトビシマ」として培った技術の活用・国土強靭化関連工事に関する施工技術の開発・…コンシェルジュ機能を生かした各種ソリューション、維持管理の提案力強化対象2030年までに2020年比でScope1/2Scope32030年までに2020年比でリスク・機会自社への影響項目温室効果ガス対応策目標25%削減13%削減炭素税の影響脱炭素政策の強化脱炭素政策の強化再生可能エネルギーニーズの拡大自然災害国土強靭化政策の推進リスク管理 気候関連リスクについて、どのように選別・評価・管理しているか指標と目標 気候関連のリスク及び機会を評価・管理する指標と目標

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