柔軟な働き方の推進

これまでは午前8時~午後5時までといった固定された労働時間や勤務場所という労働スタイルでしたが、
育児・介護と仕事の両立や障がいを抱えた人の活躍など、それぞれのライフスタイルに合った働き方は出来ません。
飛島建設では2018年に「在宅勤務制度」と「フレックスタイム勤務制度」を導入しました。
これらの制度を併用することで柔軟な働き方がしやすい環境を目指します。

在宅勤務制度

「在宅勤務制度」は労働者が情報通信機器(パソコン等)を活用して、通勤せずに自宅またはそれに類する所で勤務する制度です。従来は育児や介護、障がい等の事情を抱えた従業員が対象となっていましたが、現在では全社員を対象として、「多様な人が自分の力を柔軟に、効果的に発揮できる会社」、「非常事態下でも事業継続性を確保できる会社」、「従業員のワークライフバランスの向上を考え、対応している会社」を目指し、在宅勤務のための環境整備、在宅勤務の課題とされているコミュニケーションの強化、充実を図っています。特にコミュニケーションの充実については、出社、在宅に関わらず、その大切さを役職員が共有し、意識して対応を進めています。

フレックスタイム勤務制度

「一日8時間」という画一的な勤務形態からの脱却として効率的な働き方への意識改革を進めるため、「フレックスタイム勤務制度」を導入しました。「フレックスタイム勤務制度」は労働者自身が日々の労働時間の長さや、始業及び終業の時刻を決定する事ができる制度です。契約社員を含む全職員が対象となります。必ず出勤する時間としてコアタイム、自由な出社、退社時間としてフレキシブルタイムを設定しています。「1日8時間」に縛られず、月単位で労働時間を管理できます。

フレックスタイム勤務制度 の図

期待できる効果

  • ライフスタイルに合った働き方ができる。(保育園送迎、通院等)
  • 勤務時間をずらすことで、通勤ラッシュを避けることができる。
  • 仕事に合わせて効率的に時間配分できるため、時短にも繋がる。

対談

在宅勤務制度とフレックスタイム制度を
活用している職員の声

フレックスタイム の写真
在宅 の写真

名取 志穂
入社:2015年
担当業務:営業支援 広報

フレックスタイム の写真
在宅 の写真
フレックスタイム の写真
在宅 の写真

関川 愛
入社:2008年
担当業務:現場支援

フレックスタイム の写真
在宅 の写真

在宅勤務制度を活用した理由を教えてください。

名取

私は育児休業から復帰して間もない時期だったので、毎日がただ流れ作業のように過ぎていました。しかも日々の通勤時間は往復3時間で、朝から子供が寝るまでは本当にバタバタでした。せめて通勤時間を家事や仕事に充てられればと思い利用しました。

 
関川

私も仕事をして家事をこなし、子供の世話をしていると、本当に一日があっという間で・・。こういう制度を利用することで通勤時間が削減され、育児・家事に充てる時間が増えるとともに心身の疲労の軽減に繋がると思い利用しました。

 

在宅勤務をどのように活用していますか?

名取

週に1回、水曜日に利用しています。普段は子供を保育園に預けてから通勤していますが、月曜日や金曜日は保育園の荷物が多くパソコンを持ち運べないため水曜にしました。

 
関川

子供たちが体調不良で何日か休まなければならないときに活用しています。あと、書類作成等パソコンだけあれば対応できる仕事がまとまってあるときにも利用していますよ。

 
名取

わたしの同僚には、奥さんの負担を軽減するためにと曜日を決めずに在宅勤務制度を利用している男性職員もいます。

実際に在宅勤務を始めてみて、いかがですか?

名取

業務については自宅で本当に出来るかどうか不安もありましたが、事前に紙ベースの資料をデータ化するなど準備をしておけば特に問題なく遂行できました。

 
関川

そうですね。Wi-Fi環境が整っていればどこでも、社内の共有サーバーの閲覧・編集ができますので、書類作成等のPC作業は特に問題ありません。

 
名取

私は在宅勤務のお陰で、ペーパーレス化やデータ化が癖になり通常の業務にも良い影響がありました。

 

在宅勤務が導入されて良かった点を教えてください。

関川

やっぱり子供たちが体調不良の時に、看病しながら家で仕事ができるところです。子供は頻繁に体調を崩しますので・・。

 
名取

それいいですよね。私は在宅勤務日はお弁当を作る時間も仕事や家事に充てることが出来ています。子供を保育園に預けてからすぐに仕事に取り掛かって、午前中は早めに仕事を切り上げ買い物に行ったりもします。

 
関川

あと在宅だと集中して仕事を進められ、合間に家事をすることもできるので、1日という限られた時間を効率よく使えるところがいいですね。

 
名取

私は週の真ん中に在宅勤務としたことで洗濯物など家事がリセットできるところも良かったなと思っています。

フレックスタイム制度をどのように活用していますか

名取

保育園の送迎があると通常の8時間勤務は難しいので、現在はフレックスタイム制度も併用しながら、1日6時間ベースでの勤務をしています。8:30~9:30頃出社して、16:00に退社しています。

 
関川

これまでは保育園の送迎で8:30出社が難しかったので、9:00~16:00の時短勤務を利用していました。フレックスの導入により9:00~18:00で勤務することができています。

 

実際にフレックスを始めてみて、どうですか?

関川

フレックスタイム制度が導入されたことによって、忙しい日は残業、早く業務を切り上げられる日は早めに退社するという働き方ができるようになりました。

 
名取

そうですね。そういう働き方ができるようになって、時間的余裕が増えるだけでなく、メリハリを付けることで気持ちの面も余裕が出来るようになりました。

 

フレックス制度が導入されて良かった点を教えてください

関川

保育所への送り出し準備の際の時間的余裕と、通勤ラッシュを避けられることによる心理的余裕ができています。

 
名取

朝は子供の準備によって出社時間が異なるので、遅くなってしまっても焦ることがなくなりました。また自身の病院なども平日早めに退社することで保育園のお迎え前に行くことが出来、休日に子供を連れて行くこともなくなりました。

 
関川

そうですよね。あと、業務開始から8時間勤務を目安にしているので、「だらだら残業する」ということが私だけでなく会社全体的に少なくなったように感じます。

 

在宅勤務制度・フレックスタイム制度を併用することで何か変わったことはありますか?

名取

以前は平日は時間に追われ、子供と家で遊んであげる時間がありませんでしたが、洗濯などを極力在宅勤務の日にまわしてフレックスを上手に併用する事で、今は遊んであげられる時間と余裕ができました。

 
関川

私も仕事、家事、家族と過ごす時間、一人で過ごす時間がそれぞれ増え、心理的ストレスが軽減したように感じています。

 
名取

家族と過ごす時間が増え、子供も安心したのかわがままを言うことが少なくなったように感じます。

 

今後の目標について教えてください

関川

制度を活用して、育児・家事・仕事の両立を自身にとって無理のないように続けていきたいです。また、現場の職員が施工管理業務に集中できるよう、現場書類の見直し、スリム化、分業化などを進め、支店からのサポート強化に努めていきたいと考えています。

 
名取

これまでプレゼン資料作成や部内広報関係の業務を行ってきました。今後子育てによる時間の制約がなくなったら、外に出ていろいろな人の生の声を聴き、もっと充実した広報活動をしていきたいです。そして会社全体の事業にも視野を広げ、新事業もそうですが会社広報等の社外に発信する業務にも挑戦してみたいです。

 
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MESSAGE

私は大学では建築を学んでいましたが、現在は設計をしているわけではありません。プレゼン資料や広報誌など誌面デザインの業務が主な内容です。現在使用しているソフトは大学で1、2回使った程度。誌面デザインなど無知でした。「知識や技術は会社に入ってから身に着けられる。」とよく耳にしますが、むしろ身に着けなければならないことでいっぱいです。
また働き始めるとなかなか客観的に会社をみることはできなくなります。もしかすると就職活動をしている時が一番企業全体をみることが出来るのかもしれません。難しいかもしれませんが、働いているつもりになって多くの企業を見て比較してください。充実した制度はもちろん必要なことです。しかしその制度も業務も運用するのは人です。採用も人を見て決まっていくように、採用される側である学生の皆さんもそこで働く人を見て判断することも必要だと思います。

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MESSAGE

私がトビシマに入社した理由として、就職活動中に対応して頂いた先輩職員の方々の温かみを感じたことが大きくありました。そして入社してから10数年の間に、育児休業中の賃金保障拡大、時短勤務期間の拡大、在宅勤務制度の導入、フレックスタイム勤務制度の導入、有給休暇取得の推進などと制度が大きく変わりました。制度の拡充によりライフステージの変化に対応し、働き方を変えることができるようになったと感じています。また制度を活用することを、上司の方々も快く受け入れてくれ、同僚、後輩も温かく、お互い支えあって仕事ができていると思っています。仕事のスキルアップはもちろん大切ですが、プライベートも大切にすることが、メリハリのある働き方につながると思います。トビシマはそのような働き方ができる会社だと思います。

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