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木材活用地盤対策研究会 専用Webサイトを開設

-LP-LiC工法などの普及展開を加速-

 木材活用地盤対策研究会(本部 神奈川県川崎市/会長:三輪滋、飛島建設株式会社 執行役員 以下、研究会)は、このたび専用のWebサイトを開設します。これまでの活動を拡大し、「丸太打設液状化対策&カーボンストック(LP-LiC)工法(以下、LP-LiC工法)」などの普及、展開を加速するうえ、会員を広く募集し、さらなる研究開発の推進を図ります。

 研究会は、飛島建設株式会社(本社 神奈川県川崎市/代表取締役社長執行役員 伊藤寛治)、住友林業株式会社(本社 東京都千代田区/代表取締役社長 市川晃)およびミサワホーム株式会社(本社 東京都新宿区/代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)により、2014年3月、地球温暖化緩和・森林育成と木材を活用した地盤対策技術の普及、向上、並びにその発展を図ることを目的として設立されて以来、LP-LiC工法(2014年技術審査証明取得)の普及、展開などを行ってきました。設立後2年半が経過した現在、液状化対策と地球温暖化緩和策を同時に実現するLP-LiC工法への感心が高まりつつあり、より多くの広範な方々とのコミュニケーションを図るため、専用のWebサイト(URL:http://www.mokuchiken.com)を10月31日に開設します。

 研究会では、広報普及活動の一環として各種展示会への出展にも力を入れており、10 月 5日、6日に一橋大学一橋講堂で開催された2016建設リサイクル技術展示会(主催:建設副産物リサイクル広報推進会議、関東地方建設副産物再利用策等連絡協議会)において、33機関の出展技術の中からLP-LiC工法が優秀賞(2件中の1件)に選ばれ、大西亘国土交通省関東地方整備局長より賞状が授与されました。木材活用地盤対策研究会として本格的に活動を始めてからの初めての受賞となりました。

 さらに、これを契機に、より先進的な研究開発の普及・展開に向け、以下の会員を募集します。

  • 「正会員」:研究を推進し研究会を運営する
  • 「設計会員」:研究会より認定を受けて指定の工法の設計を行う
  • 「施工A会員」:研究会より認定を受けて主に広い地域で施工を行う
  • 「施工B会員」:研究会より認定を受けて特定の地域で施工を行う
  • 「賛助会員(個人、団体)」:研究会の趣旨に賛同して研究会の活動に協力する

 会員へは、研究会が開発してきた木材を用いた地盤対策に関する工法などを提供するとともに、開発した設計ツールなども提供します。また、調達が困難な木材を安定して会員価格で提供するとともに、木材の生物劣化対策なども会員価格で提供し木材の利用拡大を図ります。

 研究会は、既に開発されているLP-LiC工法の普及、展開を図るだけでなく、今後はこの工法のさらなる向上をめざした技術開発を推進するとともに、工法の海外展開も視野に入れ、木材を利用したその他の地盤対策技術、生物劣化対策技術の研究開発、並びにその技術の普及、展開を図っていく考えです。

研究会の目的

 木材活用地盤対策研究会は、地球温暖化緩和・森林育成と木材を活用した地盤対策技術の普及、向上、並びにその発展を図ることを目的として設立されました。

研究会の事業活動

 研究会は、目的を達成するため、次の活動を行います。

  1. 木材を液状化対策や軟弱粘性土地盤対策などへ活用する技術の開発、普及、向上
  2. 木材の利用拡大の推進とその技術の開発、普及、向上
  3. 持続可能な建設事業における環境負荷の低減、地球温暖化の緩和(CO2削減)、林業再生の推進
  4. その他目的を達成するために必要な事項

 木材活用地盤対策研究会は、液状化対策と地球温暖化緩和を同時に実現する丸太打設液状化対策&カーボンストック工法(LP-LiC工法)を、研究会の目的に合致した主要な技術として位置づけ、その普及と品質確保につとめてまいります。

建設事業におけるウッドファーストへの移行

目指す方向性

技術

丸太打設液状化対策&カーボンストック(LP-LiC)工法
Log Piling Method for Liquefaction Mitigation and Carbon Stock

技術審査証明(技審証第2504号),建築技術性能証明(GBRC性能証明第13-17号)取得

・飛島建設株式会社 経営企画室 広報室
 松尾 和昌 TEL:044-829-6751

・飛島建設株式会社 木材活用地盤対策研究会 事務局  TEL:04-7198-7559 e-mail:office@mokuchiken.com