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2015年度技術報告会と京都大学杉山友康教授の特別講演を開催

 飛島建設株式会社(社長・伊藤寛治)は、2015年7月6日に「2015年度技術報告会」をホテルKSP(神奈川県川崎市)で開催し、代表的な技術とその活用について計7テーマの報告を行いました。伊藤社長をはじめとする役職員約150名が参加する報告会となりました。

 また、京都大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻 教授 杉山友康先生を講師としてお招きして、「最近の気象変化に伴う災害の傾向とこれからの防災・減災技術 -鉄道を例として-」と題したご講演をいただき、参加者は最近の自然災害の傾向や鉄道の防災対策について理解を深めるとともに、災害の予防と被害の軽減における「建設」の役割の重要性を再認識しました。

 当社は、「Qualityの追求」という経営理念のもと、技術開発とその成果の活用にたゆまず取り組んでいます。これからも全社を挙げて、一層技術に磨きをかけ、「より安心で安全な社会づくり」に貢献していきたいと考えています。

 開会に当たり伊藤社長より、「当社の技術への取り組みには、多くの期待と激励の声が寄せられている。当社の一層の発展には技術の進化と向上は欠かせないものであり、今後も、戦略的な技術開発を推進していく。この場を、新技術の情報共有の場、技術の有効活用に向けたディスカッションの場、技術をより進化させていくための意見交換の場として活かしていただきたい。」との挨拶がありました。

 最近の技術開発、開発した技術を用いた現場での取り組み、地震防災への取り組みなど7つの報告が行われました。開発成果をどのように現場で活用するか、どのように活用範囲を広げるか、そして、どのように技術の改良改善や更なる発展を図るかという視点で、プレゼンテーションと活発なディスカッションが繰り広げられました。

 報告された技術開発テーマのうち4テーマに、技術力の向上・発展に寄与した功績を讃え乘京正弘取締役兼専務執行役員・土木事業本部長より『本部長賞』が授与されました。

  1. 環境配慮型の目荒らし工法の開発-ブラストキー工法-
  2. レンズ型せん断パネルダンパー(LSPD)付き建物のエネルギー法による設計法の構築
  3. タブレットの活用による施工の効率化
  4. 高流動・中流動コンクリートの電力土木工事への適用

 最後に、乘京本部長より、「本日の報告で、いずれの技術も現場や設計に実際に活用され、当社の技術開発の取組みが技術の発展に結び付いていることを確認した。来年度の技術報告会でも、さらに2歩も3歩も前進させた成果を報告いただけることを期待する。」とのあいさつがあり、技術報告会を終了しました。

 京都大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻 教授 杉山友康先生による特別講演では、巨大化、広域化、長期化する近年の自然災害の傾向や、鉄道や道路などのインフラ施設に対する防災・減災技術についてわかりやすくご説明いただきました。参加者は、災害の予防と被害の軽減に向けて、安全で安心な国づくりに貢献するという「防災のトビシマ」の使命をあらためて意識づけていました。

・飛島建設株式会社 経営企画室 広報室
 松尾 和昌 TEL: 044-829-6751