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落合平石小水力発電所の開所式を開催しました

 岐阜県中津川市で建設を進めていた落合平石小水力発電所が完成し、4月12日に開所式を開催しました。当日は晴天に恵まれ、チェコ共和国大使、中津川市長などのご来賓を含め、約80名の出席者を迎えた盛大な式典となりました。

1.発電所の位置

発電所:岐阜県中津川市落合字平石1336番523(水系:木曽川水系落合川本谷)

2.事業主体

飛島建設・オリエンタルコンサルタンツ特定事業共同企業体

3.運転期間

平成28年4月から20年間(固定買取価格期間と同じ)

4.主要設備

設備名仕様
水車横軸クロスフロー1) 定格出力136kW(チェコ製 日本小水力発電(株)より購入)
有効落差 64m、最大使用水量 0.25m³/s
発電機横軸三相誘導発電機 定格出力126kW
関連付属設備入口弁、配電盤、屋外系統連系設備、無停電電源装置、水槽水位検出器、簡易型遠方監視制御装置
土木建築設備
  • 開水路:既存の農業用水路(918m)と附属設備を改修整備
  • ヘッドタンク:RC造 4.5m×2.1m×3.6m
  • 水圧管路:φ450、延長FRPM管埋設430m
  • 発電所建屋:62m²
  • 余水路:60m
  • 取付道路:2箇所

落合平石小水力発電所 水路入替え前の写真

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落合平石小水力発電所 水路入替え後の写真

水路入替え(U字フリューム500をベンチフリューム1000に入替え)

落合平石小水力発電所 石積み水路補修前の写真

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落合平石小水力発電所 石積み水路補修後の写真

古い石積み水路を靭性モルタルライニング全面塗布で補修

また平石用水路の改修・更新とともに、新たに発電用設備を設置しました。

  • 建設・運転費用は飛島建設、オリエンタルコンサルタンツ2社が出資・負担(50:50)
  • 発電した電力は固定買取価格制度に基づき、全量を中部電力に供給、売電
  • 既存の農業用水路を小水力発電設備の導水路として共用することで建設コストを抑えるとともに、劣化した箇所の入れ替えや補修により将来の農業用水路の維持管理費用を軽減
  • 運転費用のうち、清掃や点検など維持管理の一部は地区に委託
  • 小水力発電を通じた環境配慮の取組み地域貢献に対し、関係者との調整や許認可で地元自治体の中津川市の支援

・飛島建設株式会社 経営企画室 広報室
 松尾 和昌 TEL:044-829-6751