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飛島建設とロゼッタが 「e-Sense」の展開拡大

~フォトラクションとの連携により業務効率化、ニーズに合わせた価格を実現~

 飛島建設株式会社(東京都港区、代表取締役:乘京正弘)と株式会社ロゼッタ(東京都新宿区、代表取締役:五石順一)は、「e-Sense」(多機能ハンズフリーシステム)の機能を拡充し、ニーズに合わせた価格を実現しました。株式会社フォトラクション(東京都中央区 代表取締役:中島貴春)が展開する、建築・土木生産支援クラウド「フォトラクション(Photoruction)」との連携により、従来の機能である遠隔地からの情報共有を可能とするコミュニケーション機能、外国人技術者との同時自動通訳機能、ドライブレコーダー機能に加え、写真管理をシンプルにし、書類をクリックひとつで簡単作成、行動履歴の蓄積の機能を可能としました。さらに、スマートフォンのe-Senseアプリを開発したことで、デバイスとしてのスマートグラス「M400SmartGlass」(Vuzix Corporation)と連携でき、デバイス操作やミラーリングができるようになり、操作性を向上させました。
 「e-Sense」は、2020年5月18日から販売開始されていますが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴うWEB会議や国土交通省による「遠隔臨場」の増加などのニーズに対応するため、11月2日よりリーズナブルな価格にてレンタル販売を拡大します。「e-Sense」は時代に適応した進化を続けています。

①フォトラクション連携
 フォトラクション連携により、工事現場の写真をスマートグラスからワンタッチで「フォトラクション」に直接転送でき、シンプルに写真を保存し管理することが可能となりました。「フォトラクション」に転送された写真は、クリックひとつで工事写真台帳を作成することができます。

②スマホアプリ連携
 スマートフォン対応の「e-Sense」アプリを開発しました。これまでの「e-Sense」の操作は、スマートグラス本体のタッチパネルによる操作でしたが、スマートグラスとアプリを連携することで、アプリからスマートグラスへのリモコン機能が実現しました(特許出願中)。アプリからは、動画のラベル付けのためのブックマーク機能、ヒヤリハット報告機能、スマートフォンの画像や映像をスマートグラスに転送するミラーリング機能、スマートフォンからもWEB会議に参加できるビデオ通話機能などが新たに追加されました。

③ニーズに合わせた価格設定
 2020年5月18日の発売段階ではセット価格販売でしたが、現場の規模や用途により柔軟に対応できるよう、スマートグラスとユーザーID単位での価格の設定をし、11月2日より新たにリーズナブルな価格にてレンタル販売を開始します。現在のWEB会議需要や、遠隔地からの建設現場の検査を行う「遠隔臨場」に、手軽に利用することができます。さらに、WEB会議や遠隔臨場の映像やテキストの記録を簡単に蓄積でき、記録の提出も容易に行うことが可能となります。

①同時自動通訳機能
 外国人技術者との同時通訳機能を備え、建設現場における建設業界特有の用語も網羅して通訳を行い、円滑なコミュニケーションを図ります。現在も建設現場の専門用語を増やし通訳精度の向上を図ります。

②遠隔地連携機能
 「e-Sense」同士の連携だけではなく、遠隔地の建設現場事務所、監理者・事業者会社のパソコンやスマートフォンと連携することで、音声・画像・図面・動画の共有を容易に行うことができます。「e-Sense」は、技術者のヘルメットに装着することで、現場技術者目線からの建設現場の状況を転送することができます。そのため、遠隔地にいる監理者はどこにいても現場を確認でき、リアルタイムに指示を出すことが可能となります。さらに、遠隔地側と図面やマニュアルなどを共有できます。

③ドライブレコーダー機能(特許出願中)
 「e-Sense」を技術者が装着することにより、音声・テキスト・画像データをハンズフリーでサーバー上に保存する事が出来ます。これまでのハンズフリーは、動画や音声を保存するのみでしたが、「e-Sense」は、動画にブックマークを付けることで、動画の整理を簡単に行うことができます。

 建設業界に強いAIやソフトウエアを開発しているフォトラクションと連携することで、「e-Sense」がより建設現場の生産性向上や労働時間短縮に力を発揮できるようになりました。今後は、スマートグラスで撮影した写真とe-Senseアプリから取得した位置情報を合わせて「フォトラクション」に転送することにより、建設現場配置図にピン表示と写真を添付でき、かつ、スマートグラス装着者の行動履歴の蓄積も可能となります。これまでスマートフォンの位置情報だけでは、階数の位置情報の取得は困難でしたが、各階に階数の情報を入れたQRコードを設置し、スマートグラスでQRコードを認識することで、たやすくスマートグラス装着者がいる階数情報を取得することができるようになります。さらに、フォトラクションのAI技術を利用し、建設現場から蓄積された画像データを活用し、建設現場の評価などを可能にします。
 今後は、建設業界の垣根を超えて異業種の企業と共創することで、多機能ハンズフリーシステムの展開を拡大する予定です。国内外を含めた建設現場にとどまらず、ハンズフリーの利点やデータの蓄積を生かせる業種(製造・外食・警備・介護・航空)へ展開していきます。さらに、国際イベントの開催時には、外国人への案内やコミュニケーションを図るアプリケーションとして、有効に活用できるシステムを目指します。

飛島建設株式会社 企画本部 広報室      松尾 TEL:03-6455-8312、FAX:03-6455-8460
株式会社ロゼッタ / 株式会社T-4PO Construction
マーケティング本部 請川、星野 TEL:03-5215-5671 E-mail:marketing@rozetta.jp

飛島建設株式会社 企画本部 新事業統括部   科部、伊東 TEL:03-6455-8315、FAX:03-6455-8460
株式会社ロゼッタ / 株式会社T-4PO Construction
xR事業部     三浦、寺岡 E-mail:t-4po_sales@rozetta.jp