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飛島建設グループの『建設DXトータルサポート事業』第一弾

福田組と共創により動画プラットフォーム「e-Standビデオ」をリリース

 飛島建設株式会社(代表取締役社長:乘京 正弘)グループは、建設現場のIT対応をワンストップで支援する「建設DXトータルサポート事業」の第一弾として、株式会社福田組(代表取締役社長:荒明 正紀)と共創することで、安全・衛生管理動画をオーダーメイドでパッケージ化した動画プラットフォームアプリ「e-Standビデオ」を開発し、建設現場での運用を開始しました。

 建設業における長時間労働は、全産業平均より長くなっています。特に、建設現場の現場技術者は、工事管理や技術・安全の指導、事務作業までと業務範囲が多岐にわたることから、働き方改革が進んでいないのが現状です。これらを背景として、2024年「労働時間の上限規制」運用を前に、現場技術者の労働時間削減が急務となっています。
 現在は、現場技術者が、安全教育、新規入場教育、衛生教育など、紙ベースの資料を利用して口頭で行うなど、多くの時間をかけています。そこで、共創プラットフォーム「e-Stand」(株式会社Will Smartとの共同開発)を活用し、紙ベースの資料をオーダーメイドで動画データ化し配信することで、建設現場のIT対応を実現し業務効率化に繋げます。さらに、それぞれの建設会社ごとに作成していた同じ内容の資料や動画は、「e-Standビデオ」を利用することにより、全て動画として共有が可能となり、建設業界全体の業務時間の短縮を目指します。

 「e-Standビデオ」は、建設業界専用の動画プラットフォームとして、4つの特徴があります。
  ► 特徴1:紙データ資料を動画化へ
    本サービスは、安全教育や新規入場者教育、工事概要など、紙ベースの資料を動画化し、多様な業務の効率化を可能とします。例えば、現場技術者が説明する時間を削減でき、作業員に的確に情報を伝達することができます。
  ► 特徴2:建設会社・作業所単位の動画管理
    新規入場教育動画は、建設現場ごとに内容が異なるため、現場ごとの動画管理が不可欠ですが、スマートフォンでQRコードを読み込むことで、建設現場ごとの動画を閲覧することができます。
  ► 特徴3:スマホやタブレット端末で動画視聴可能
    「e-Standビデオ」には、NHKグローバルメディアサービスと共同で製作したラジオ体操動画や安全教育動画、啓発動画など、利用場面に合わせた動画を標準装備しています。スマートフォンやタブレットがあれば、すぐに運用を始めることができます。
  ► 特徴4:視聴者のログ管理が可能
    これまでの建設現場での安全教育は、1か所に50人程度が集まり行われていました。しかし、コロナ禍において集合教育は難しく、作業員同士が離れた場所で安全教育を行うことが求められています。「e-Standビデオ」は、いつでもどこでも視聴することができ、管理者は誰が視聴したか、いつ教育が完了したかを確認できます。

・オーダーメイド動画
  新規入場者教育動画・工事概要など(多言語対応)
・各社共有動画
  安全ルール動画・ラジオ体操動画・コロナ対策動画・衛生動画など

e-Standビデオ概要図

<e-Standビデオ概要図>

 今後、安全管理や衛生管理に関する現場ごとの個別資料を動画化するとともに、業界共通の動画等は、建設会社間の垣根を越えて建設業全体で共創していきます。さらに、教育動画などを保有・提供する企業と連携し、配信コンテンツの拡充を図ります。将来的には、建設業界全体での動画管理の実現を目指します。

 飛島建設株式会社 企画本部広報室     松尾 TEL:03-6455-8312、FAX:03-6455-8460
 株式会社福田組  本社総務部       大平 TEL:025-266-9121、FAX:025-266-5591

 飛島建設株式会社 企画本部新事業統括部  科部 TEL:03-6455-8315、FAX:03-6455-8460
                         E-mail:motohiro_shinabe@tobishima.co.jp