弊社が脱炭素推進技術の一つとして開発・展開を行っております「丸太打設液状化対策&カーボンストック(LP-LiC)工法」の研究調査の一環として、約10年前に千葉県木更津市にて打設した丸太について、10年経過後の炭素貯蔵効果の有効確認を目的とした掘出し調査を実施する事となり、調査状況についての見学会を2022年12月1日(木)に公益社団法人国際緑化推進センター様と共同で開催いたしました。
今回の調査は林野庁の補助事業(※1)にて実施されており、見学会では林野庁林政部木材産業課木材製品技術室課長補佐の熊谷様よりカーボンニュートラルへの森林・林業・木材産業の貢献や、伐採された木材製品の国際的な取り扱いに関する説明がなされ、また公益財団法人国際緑化推進センターの田中技術顧問より木材地中貯蔵の二酸化炭素蓄積効果の評価に関する国際的な動向と本調査の目的と意義について説明いただきました。
※1「令和3年度木材製品の消費拡大対策のうちCLT建築実証支援事業のうちCLT等木質建築部材技術開発・普及事業」
土木本部 グリーンインフラ部長 田村(開催挨拶) |
林野庁 林政部 木材産業課 木材製品技術室 課長補佐 熊谷氏 |
公益社団法人 国際緑化推進センター 技術顧問 田中氏 |
土木本部 グリーンインフラ部 環境ソリューション 部長 沼田(概要説明) |
調査の結果、今回掘出された丸太は地下水位以深は勿論のこと、地下水位より浅い位置においても約10年間の間、健全を保っており、液状化対策工法として用いられた丸太が炭素の貯蔵庫となり得る事が確認されました。
公益社団法人 国際緑化推進センターHP: https://jifpro.or.jp/ |
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