CIVIL ENGINEERING
TUNNEL
地下空間・山岳トンネルの技術

CIVIL ENGINEERING
TUNNEL
地下空間・山岳トンネルの技術
石炭灰(フライアッシュ)の有効利用による環境負荷低減
石炭灰の添加による山岳トンネル吹付けコンクリートの高品質化
石炭火力発電にともない発生する石炭灰(フライアッシュ)は、主にセメント原料としての利用が大半を占めるほか、JIS規格に合致したコンクリート用混和材として用いられています。しかし、今後の石炭灰の発生量増加やセメント需要の低迷によるセメント原料への利用量の減少のため、さらなる利用分野の拡大が重要な課題となっています。飛島建設では、石炭灰の有効利用技術、特に山岳トンネルに用いる吹付けコンクリート分野での利用に関し、以下のような研究・現場適用を継続してきました。
吹付けコンクリートにセメント置換で石炭灰を添加する場合は、一般的に、凝結・強度発現性状への影響が懸念されます。これに対し、室内試験レベルでの急結剤の作用を含む配合検討を行うことで、現場での試験吹付け実施前に、セメント置換率などの配合選定が可能です。
吹付けコンクリートのセメント、細骨材の一部を石炭灰(フライアッシュ)で置換することにより、以下のように効果が期待できます。
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山岳トンネル等の吹付けコンクリート