CIVIL ENGINEERING
TUNNEL
地下空間・山岳トンネルの技術
CIVIL ENGINEERING
TUNNEL
地下空間・山岳トンネルの技術
計画・設計・施工実績を一元管理+画像処理・計測
計画・設計及び施工実績の情報活用を画期的に改善,レーザーマーキング技術と画像処理・計測技術を融合
山岳トンネル建設工事では、より安全な施工を行うため、計画・設計情報と実際に掘削した切羽の地質状態、施工実績、写真などを記録し、必要に応じてそれらを検索し、計画と実態を比較・分析しています。しかし、施工現場で切羽の地質状態の観察記録をとりまとめることや、トンネル全体にわたり予実績を管理し分析することに多大な労力を費やしています。そのため、これらの情報を一元管理し、素早く容易に検索や分析ができ、わかりやすく表示されるシステムが切望されていました。
本システムはこれらの課題に対して、2つの機能で対応するものです。
ひとつは、①トンネル情報(計画・設計情報、施工実績情報、切羽観察情報、切羽画像情報)の一元管理、②検索・分析作業の高度化・省力化、③トンネル情報の可視化・電子化という情報の一元管理・分析・表示機能です。
もうひとつは、日常の施工管理として撮影されている切羽(掘削面)撮影画像を有効に活用する切羽画像処理機能です。すなわち、レーザーマーキング技術と画像処理・画像計測技術の融合により実現した、切羽撮影画像を用いた画像処理・計測機能です。
本システムを利用することで、関連する情報を一元管理することができ、過去(既施工区間の施工実績情報)、現在(掘削中の切羽状況や画像計測による掘削面積)、未来(今後の計画・設計情報や地質の予測)をひとつのシステムで評価することが可能となりました。施工管理を飛躍的に合理化するとともに高品質の施工を実現するシステムです。
トンネル建設工事