CIVIL ENGINEERING
TUNNEL

地下空間・山岳トンネルの技術

飛島の技術-土木のメインビジュアル

覆工コンクリート脱枠強度管理システム「パルストメーター」

覆工コンクリートを伝搬する超音波の振幅から、任意の時点の覆工コンクリートの強度を推定する【超音波方式】による脱枠強度管理システムです。任意の時点の強度を推定するため、測定し続ける必要はありません。脱枠前に所定強度への到達を確認すればよく、運用に対する負担が少なく不測の事態(停電等)にも強いシステムです。

※本システムは、飛島建設株式会社、大栄工機株式会社、エフティーエス株式会社と共同で開発したシステムです。

技術の特徴

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    システム構成

    • 覆工コンクリート型枠(セントル)の“一部”として超音波センサを設置し、実際に打込まれたコンクリートに対し、超音波の送受信を行います。
    • コンクリートを伝搬する超音波の“振幅”は、材齢に伴い顕著に変化します。
    • パルストメーターはこの振幅の変化と強度の関係に基づき、任意の時点の強度を推定する【超音波方式】を採用した脱枠強度管理システムです。

パルストメーター イメージ

材齢に伴う振幅の変化 イメージ

適用事例

一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事(発注者:岩手県)

システム管理画面の表示例 イメージ
システム管理画面の表示例 イメージ

運用結果例

  • 2017年10月から2018年3月まで、22ブロックにおいてパルストメーターによる脱枠強度管理を実施しました。