ENVIRONMENT
DISPOSE
廃棄物処理

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DISPOSE
廃棄物処理
天然の繊維状鉱物であるアスベスト(石綿)は、物理的、化学的に優れた特徴を有し、断熱材、絶縁材、ブレーキライニング材、各種建材など、幅広い製品に古くから利用されてきました。しかし、飛散したアスベスト(石綿)繊維の吸引を要因とする疾病発症が社会問題となり、現在では、新たな製品の製造、輸入、利用は法律で禁止されています。
現在でも、建材を中心として数千万トンものアスベスト(石綿)製品が使用されており、今後、数十年に亘って、年間100万トンもの廃棄物処理が必要となります。トビシマは、循環型社会形成に貢献し、安全安心な暮らしをサポートするため、アスベストの無害化処理システムを提供します。
当社と(株)最上クリーンセンターが共同開発した「投入設備一体型溶融炉によるアスベストの高効率無害化処理システム」は、既存の処理施設よりも処理効率を向上し、エネルギーコスト削減、作業の省力化等を実現することで、アスベスト(石綿)含有廃棄物対策に貢献します。
アスベストの無害化処理は、溶融施設を用いた1,500℃以上の高温溶融もしくは、環境省の無害化処理認定制度による無害化処理の方法が求められます。開発した無害化処理システムは、溶融炉に投入設備を一体化させた施設で、投入設備は負圧管理され、投入口、破砕機、スクリュウコンベアで構成されます。また溶融炉は、重油バーナ式の小型表面溶融炉を採用しています。
環境省の無害化処理認定制度を利用することで、法律で前処理が禁止されている廃石綿等の破砕を可能とし、スクリュウコンベアで溶融炉に連続定量供給することで、石綿含有保温材や断熱材など、軽く嵩張るために小型表面溶融炉では処理が困難であった石綿含有廃棄物を、効率的に1,500℃以上の高温で溶融無害化処理できます。
(株)最上クリーンセンター
住所:山形県最上郡最上町東法田928
Tel:0233-43-4710
事業内容 | 石綿含有廃棄物等の溶融無害化処理業及び収集・運搬業 |
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処理対象 | 廃石綿等、石綿含有産業廃棄物及び石綿含有一般廃棄物 |
処理能力 | 24トン/日(最大) |