ENVIRONMENT
GROUND ENVIRONMENT
地盤環境

建設汚泥
建設汚泥はこれまで産業廃棄物として処分されてきましたが、近年、循環型社会の構築を目指し、資源の有効利用、環境負荷軽減が重要課題となってきています。これを受けて、本工法は産業廃棄物(石炭灰)を用いて産業廃棄物(建設汚泥)を再生利用するゼロエミッション型の工法確立を目的として開発されました。
特許 | 特許第3725120号 |
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商標登録 | 登録第5029315号 |
本工法は、移動式泥土粒状固化装置を用いて、建設汚泥に高分子凝集剤と固化材を添加・混練することにより、産業廃棄物である建設汚泥を再資源化するものです。
1
固化材は、石炭火力発電所で大量に排出されるフライアッシュを主成分としており、石炭灰を有効 利用したリサイクル型の固化材です。
2
撹拌翼と移動翼からなる特殊連続ミキサーを用いた撹拌混合方式により、高い混合効率が得られます。
3
建設汚泥リサイクル指針に定められた第2種処理土(1平方メートルあたり800KN)に改質する場合、従来に比べ30~40%のコスト低減が可能です。
4
要求される改質土の強度に応じて、高分子凝集剤および固化材の添加量を調節するシンプルな工法であり、確実な処理が可能です。
5
固化材は、安定固化に加えて重金属等の公害物、アルカリ分の溶出を抑制する性質を有しています。なお、本工法は処理に伴う副産物は発生しません。
1. 泥土投入
2. 粒状固化
3. 改質土を積込
建設泥土
改質土
「泥土リサイクル協会」 http://www.deido-recycling.jp/
本協会は、汚泥再資源化システム「イーキューブシステム(粒状固化工法)」を主要技術として、様々な企業が泥土のリサイクルを促進することを目的に、現在 45社が会員となって活動しています。
財団法人クリーン・ジャパン・センターが主催する「平成19年度 資源循環技術・システム表彰」にて、「財団法人クリーン・ジャパン・センター会長賞」を受賞しました。