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地盤環境

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スルーパス工法

スルーパス工法 イメージ

電食技術による地下水流動保全工法
地下水を遮断すると、上流側では地下水が上昇し「液状化の危険性増大や植物の根腐れ、周辺構造物の浮上がり」等の危険性が増大し、下流側では地下水が低下し「植物が枯れたり、井戸枯れや地盤沈下」等の危険性が増大します。
スルーパス工法はこのような現象を発生させる、土留壁に遮断された地下水流を「各帯水層毎に、また任意な時期に通水可能とする」環境保全対策工法です。

スルーパス工法の特長

  1. 1

    大深度に適用可能

    従来工法の弱点である、床付以深の大深度に存在する地下水流を保全することが出来ます。

  2. 2

    各滞水層毎に独立通水

    従来工法では難しい帯水層毎の独立通水が可能です。

  3. 3

    大きな通水区間を確保

    電食にて土留芯材を溶かすため、大きな通水面積が確保できます。

  4. 4

    各種の土留壁に適用可能

    鋼管矢板、SMW連続壁、シートパイル、RC連続壁などに適用可能です。

スルーパス工法 試験施工での通水状況

試験施工での通水状況

外部団体への登録状況

スルーパス工法の基礎技術である「電食工法」は国土交通省NETIS:KT-020019に登録済み

外部団体からの表彰等

スルーパス工法の基礎技術である「電食工法」は下記の外部評価を受けています。

  • エンジニアリンング振興協会「功労賞」(2002.7受賞)
  • 土木学会 関西支部「技術賞」(2003.5受賞)

施工手順

鋼管矢板連壁による地下水遮断の回復を例に施工手順を説明します。

スルーパス工法の施工手順 イメージ

土留壁の施工

  1. 1) 掘削構造物の施工
  2. 2) 掘削
  3. 3) 構造物の施工
    …1)~2)までは地下水が遮断される為、通常、仮設の井戸方式にて上流から下流に地下水は通水されます。
  4. 4) 土留め壁、地下水帯水層区間の電食…図のように地上から施工され地下水が還元されます。