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ICT
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建物の構造ヘルスモニタリング(以下、SHM)は、地震被災時の被害状況をすぐに評価するための貴重な情報源として注目を集めています。
しかし、SHMシステム構築のためには、多額の費用や機器類設置のための床スペースの確保が求められ、建物オーナーにとって高いハードルとなっていました。
飛島建設では、こうした費用面や設置手間の問題を解決し、広くSHMシステムを普及させるため、簡易型地震計測システムを構築しました。
センサーとしての地震計と制御のためのPCを一体化させることでハード機器を簡略化し、建物屋上および1階に地震計を付ける「最小観測ユニット」とすることで、省スペースでシステムを構築できます。
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従来の地震計測システムは地震計の他、データを記録するための記録器やシステム制御のためのPCなど様々な機器が必要でした。本システムではこれらの機器を一つに集約することで、低価格でかつ省スペースでの計測システムを実現しています。
また都内の鉄骨造の事務所ビルにて、従来の高精度地震計と簡易型地震計を併設し、精度検証を行っています(写真1)。実地震動の計測結果から十分な精度で強震観測が出来ていることを確認しました(図4)。