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技術研究所ツアー

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材料実験棟

建設材料の特性を把握する基礎実験を行って建設物に確かな品質を確保するとともに、建設物の高品質化や高耐久性、環境負荷低減、生産性向上に寄与する材料または施工技術に関する研究を行っています。また、建設物の維持管理やリニューアルのための診断技術や補修技術に関する研究にも取り組んでいます。

恒温恒湿室

理想的な環境における試験体の製作や養生、試験に利用します。 また、さまざまな環境条件を想定した実験を行うことも可能です。

実施可能な実験

  • モルタル及びコンクリートの長さ変化試験(JIS A 1129)

仕様

標準室 温度:20℃(固定)、湿度:60%(固定)
高低室 温度範囲:5~40℃、湿度範囲:30~100%
コンクリート練り場 温度範囲:10~40℃、湿度範囲:50~80%
恒温恒湿器 温度範囲:-20~100℃、湿度範囲:20~98%

施設利用可 圧縮試験機

供試体に圧縮方向の力を加えて、圧縮力に対する挙動や破壊に至る際の力または変位を測定する試験機です。 コンクリートの重要な指標となる圧縮強度などを測定します。また、岩石や木材の強度試験にも利用可能です。

実施可能な実験

  • コンクリートの 圧縮強度試験(JIS A 1108)
  • コンクリートの 曲げ強度試験(JIS A 1106)
  • コンクリートの 割裂引張強度試験(JIS A 1113)
  • コンクリートの 静弾性係数試験(JIS A 1149)
  • 岩石の圧縮強さ試験(JIS M 0302)
  • 木材の試験(JIS Z 2101)          など

仕様

標準 最大荷重:1,000kN 測定レンジ:1000, 500, 200, 100, 50, 20kN 自動負荷制御
高強度 最大荷重:2,000kN 測定レンジ:2000, 1000, 400, 200kN 手動負荷制御

凍結融解試験機

コンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性を確認するために、 供試体に対し凍結および融解の急速な繰り返しを与える試験機です。

実施可能な実験

  • コンクリートの凍結融解試験(JIS A 1148)

仕様

方式 水中凍結水中融解方式(A法)
供試体収納本数 32本(供試体寸法:100×100×400mm)
ブライン温度 -25~+20℃
試験体中心温度 -18~+5℃
制御プログラム 温度による凍結融解切替/時間による凍結融解切替

中性化促進試験機

庫内のCO2濃度を高くすることによって、コンクリート供試体の中性化を促進させる 試験機です。中性化深さを測定することで、中性化抵抗性の比較を行います。 また、材料がCO2を吸収・固定する性能を評価する実験にも利用します。

実施可能な実験

  • コンクリートの促進中性化試験(JIS A 1153)

仕様

温度制御範囲 20~60℃(通常:20℃)
湿度制御範囲 30~90%(通常:60%)
CO2濃度 0~20%(通常: 5%)