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技術研究所ツアー
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ダム、トンネル、地下構造物をはじめとして、建設工事の大型化、施工条件の複雑化が目立ってきました。こうした傾向にともなって、建設工事の合理的な設計および施工をおこなうためには、土質や岩石などの特性に関する研究をさらに充実しなければなりません。また建築分野においても、コンクリートをはじめとする材料の品質は大きなウエイトを占めます。建築物の品質保証は、こういった材料面からも厳しく追求しなければなりません。
一般実験棟は土質実験室、岩石実験室、コンクリート実験室、材料実験室の4つの実験室から構成され、構造物を形づくる素材について調査・研究をしています。
さまざまな環境条件を想定した実験を行うことが可能な実験室です。
試験体の作成や、養生室として利用が可能です。
標準室 | 温度・湿度固定 | 温度20℃ 湿度60% |
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高低室 | 温度・湿度固定 | 温度5~40℃ 湿度30~100% |
練り場 | 温度・湿度固定 | 温度10~40℃ 湿度50~80% |
耐圧試験機は、コンクリートの重要な品質特性の一つである圧縮強度、引張強度等を測定することが可能です。一般的な寸法(φ10×20cm)のコンクリート試験体であれば250N/mm2までの圧縮強度の評価が可能です。静弾性係数の同時測定も可能です。
標準 | 最大荷重1,000kN(自動負荷制御) | 圧縮強度,引張強度,せん断強度,曲げ強度,曲げタフネス |
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高強度 | 最大荷重2,000kN(手動負荷制御) | 圧縮強度,引張強度 |
コンクリートの凍害に対する抵抗性を評価する試験です。-18℃~5℃の温度履歴を与える促進劣化試験です。JSCE-G-501「コンクリートの凍結融解試験方法」に準拠しています。
供試体本数 | 32本 |
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温度制御 | -18℃~5℃(供試体中心温度) |
繰返し周期 | 3~4時間で1周期 |
評価方法 | 動弾性係数試験機による相対動弾性係数 |
コンクリートに使用する骨材は、産出地や岩種などによって品質はさまざまです。コンクリートの性能に影響を与える材料であるため、各種の品質を評価する試験が実施可能です。
コンクリートは、空気中の炭酸ガスと反応して表面から徐々にアルカリを失われる中性化という劣化が生じます。
促進中性化試験機では、コンクリートを高濃度の炭酸ガスの中で養生することが可能であり、早期にコンクリートの耐久性を判断することができます。
温度 | 20~60℃(通常:20℃) |
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湿度 | 30~90%(通常:60%) |
炭酸ガス濃度 | 0~20%(通常:CO2濃度5%) |