M plus
エムプラス

リニューアル/ソリューション-エムプラスのメインビジュアル

「エムプラス®」の特性

① 人体に有害な揮発性化学物(VOC)をほとんど出さない空間づくり

  • VOCとは、ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンといった揮発性有機化合物の総称です。
  • これらの化学物質は、接着剤や化学塗料などや、いろいろな家具・生活用品に含まれ、次第に室内に放散されます。
  • 自然素材のヒノキの香りとして知られるαピネンなどもVOCの仲間です。
  • エムプラスでは、自然素材を厳選した、接着剤や化学塗料を極力使用しない内装仕様なので、室内のVOC濃度が大変低く抑えられ、深呼吸したくなるような清楚な室内空気を実現しています。
  • 清楚な空気質を化学的に検証する為に、竣工後の室内空気のVOC(揮発性有機化合物)の濃度を測定しています。
  • 厚生労働省の指針値が示される13物質の化学物質を含む47物質について第三者機関にて測定しました。
  • エムプラス仕様の部屋は、どの部屋も厚生労働省の指針値を大きく下回っています。
  • アルファピネン等を含む47物質の測定合計値も低く抑えられています。
厚生労働省指針値13物質の測定結果 表
測定の様子の写真

測定は、より精度の高いアクティブサンプリング方式で行います。

② 漆喰の抗ウイルス作用により感染症予防対策となる効果がある

 現在世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスをはじめとした、ウイルスによる感染症が社会的脅威となっています。「エムプラス」仕様として壁天井材に使用の漆喰 ※1には抗ウイルス作用があり、感染症予防対策に効果※2があることをNPO法人バイオメディカルサイエンス研究会試験結果※3にて明らかになりました。

  • 新型コロナウイルスと遺伝子情報が90%合致している「ヒト・コロナウイルス(HCoV-229E) が、5分間で100%不活化(死滅)※4することを確認済み(2020年5月)
  • A香港型(H3N2)のインフルエンザウイルスの試験において生残するウイルスの個数(感染価)が 2分間で99.9%低減することを確認済み(2008年11月)
無添加住宅オリジナルしっくいのコロナウイルス(ヒト)不活性化評価試験結果のグラフ

※1 エムプラス」には㈱無添加住宅の「オリジナル漆喰」を使用しております。

※2 今回の試験は、「テストピース」を用いたもので建物の性能を示すものではなく、ウイルスを不活化する作用を有していますが感染予防を保証するものではありません。

※3 本試験はISO18184準拠したものです。 但し、ヒト・コロナウイルスが5分間で不活化した結果に関しては、基準外での試験結果となります。

※4 「100%不活化(死滅)」は、検出限界以下であることを示しています。

抗インフルエンザウィルス効果のグラフ

③ 即応性ある温・湿度調節性能により湿度変化が少なく身体に優しい

  • 実験室において、乾燥させた試験体(ビニルクロスと漆喰)を個別に入れた密閉容器内の湿度変化を測定しました。ビニルクロスの吸湿反応に対し、漆喰の吸湿反応に即応性が有ることを実証しました。
  • 夏季にエアコン冷房を2時間作動させた時と、冬季にエアコン暖房を1時間作動させた時の室内温度変化を比較しました。漆喰の部屋の方がエアコン作動時及び停止後の温度変化差が小さく、身体への負担が小さいことが分かります。
  • 外気温変化の大きい5月において、エアコンを作動させない室内の湿度変化を測定しました。天候が変わる際の湿度変化は、ビニルクロスの部屋より漆喰の部屋の方が小さく、湿度調整機能を実証しました。

漆喰の部屋に住まわれている方へのアンケートから、7割~8割の方が夏涼しく、
冬暖かいと感じておられ、しっくいの調湿効果を実感されています。

漆喰の部屋に住まわれている方へのアンケート結果 円グラフ
漆喰の温・湿度調節機能実験結果のグラフ

④ 実建物での温湿度の継続測定実験にて
  電力総量が16%減少する省エネ性能を実証している

■ 実験概要と結果

 実建物での夏期冷房、冬季暖房実験でエアコン電力総量が16%減少することを実証しました。実験は当社技術研究所(千葉県野田市)独身寮の5室を使って実施しました。下図において壁・天井をエムプラスしっくい内装とした部屋(水色)とビニルクロス仕上の部屋(薄赤色)の2部屋の温湿度を継続測定し比較しました。隣室からの影響を考慮し、2部屋を挟む込む3室を空室としました。

省エネ実験概要 イメージ
  • 同一タイプの部屋で構成された独身寮において、断熱した空室で挟まれたエムプラス無添加しっくいの部屋とビニルクロスの部屋を対象に、四季を通じ室内温湿度変化を測定しました。
  • 真夏日の冷房負荷実験、真冬日の暖房負荷実験における、それぞれの部屋のエアコン総電力量を比較、省エネ効果を定量評価しました。

省エネ効果実験 夏季冷房総電力量のグラフ

省エネ効果実験 冬季暖房総電力量のグラフ

総電力量削減によるCO2排出量削減貢献
省エネ試算

⑤ たばこの煙などの汚れやにおいが付きにくく、室内に臭気が残りにくい消臭性能

トルエン吸着試験のグラフ
  • 消臭性能があり、室内に生活臭が残りにくくなります。
  • お料理などの臭いが部屋の中にほとんど籠りません。

⑥ 昔から城や蔵に使われた漆喰は火に強く、
  燃えても有毒ガスが発生しない防耐火性能がある

漆喰を塗った面にバーナーの炎を直接当てている様子の写真
  • ※一般に断熱材として使われている化学素材からは、シックハウスの原因の一つと言われているスチレン等の揮発性有機化合物が長年にわたり発生し続けます。
  • 一般の発泡スチロール断熱材や接着剤、ビニルクロスは、火災時にダイオキシンや青酸カリの仲間である有害ガスが発生します。

⑦ エムプラス二重床システムの床衝撃音レベル遮断性能に関する
  適用等級1級を確認している

日本建築学会による遮音等級1級の静かな室内を実現

日本建築学会による測定基準に基づいて、実建物でエムプラス二重床システムの床衝撃音レベル遮断性能を実測しました。測定の結果、日本建築学会による床衝撃音レベル遮断性能に関する適用等級1級を確認しました。

床衝撃音測定の写真
床衝撃音の測定結果に対するL等級の評価表
適用等級の意味 表

エムプラス二重床システムでは、高剛性の下地材と防振性能の高い防振束を採用することで軽量床衝撃音と重量床衝撃音を効果的に遮断します。高剛性の下地材と防振性能の高い防振束を採用することで、安定感のある歩行感を保ちつつ、階下への床衝撃音も低減します。

遮音のイメージ図