鋼板補強工法(道路トンネル)
トンネル内面に8~20mm程度の厚さでできた鋼板パネルを設置し、パネルと覆工コンクリート表面の隙間を確保する部材(スペーサー)により、形状を調整した後、隙間へは袋体の中にグラウト材を充填し、トンネル内面に変わる剛性を有するアーチシェル構造体を構築する工法です。
トンネル内面に8~20mm程度の厚さでできた鋼板パネルを設置し、パネルと覆工コンクリート表面の隙間を確保する部材(スペーサー)により、形状を調整した後、隙間へは袋体の中にグラウト材を充填し、トンネル内面に変わる剛性を有するアーチシェル構造体を構築する工法です。
老朽化したトンネルの補修だけでなく、上部の荷重の増加に対しても周辺環境への影響を最小限に抑え、安全に補強改修ができます。
長年の通水により選択的な摩耗を受け通水性が低下した水路トンネルを特殊エポキシ樹脂プライマーと吹付け施工用ポリマーセメントモルタルによるライニングを組み合わせた水路の表面補修・保護工法です。
当工法は、「クリーンな作業環境」「高品質な補修部材」「リーズナブルな価格」を開発コンセプトとし、塩害、凍害などにより劣化、機能低下した橋梁等の寿命を延ばし、地震時の被災を予防する技術で、セメント及び細骨材を主成分としたプレミックスタイプの無機系特殊モルタルを現場で練り混ぜて吹き付ける補修技術です。
近年、導水路の補修方法として、既設のトンネル内に既製管を挿入し、その周辺をモルタルで充填する更生工法が採用されることが多くなっています。通常の山岳トンネルは、排水型で、水圧には対抗できない構造となっています。しかしながら、使用期間が長いトンネルでは、これら地下排水に閉塞や損傷が生じ、機能しなくなっている場合があります。池田市配水トンネルは、既設の上水トンネル(延長800m、土被り150m)に国内最大級φ3250のFRPM管を敷設、その後その背面にエアモルタルを充填することでトンネルを改築する工事で、やはり地下排水閉塞の課題があり、対策を講じた更正構造としました。
鋼製セグメント内を充填する高性能な無機系モルタルと、覆工表面を形成する耐久性を有する高品質モルタルを層別に湿式吹付け施工し、最後は左官仕上げを行うことで、シールドトンネルの覆工に要求される耐久性(防食性)、平滑性を満足する構造を構築します。
鉄道高架橋や道路橋などで約20,000m2の実績を有する「TDRショット工法」をブラッシュアップし、都市鉄道のカルバートトンネルの断面修復工事での適用を目指した短時間での強度発現性を高めた断面修復工法です。