ARCHITECTURE
MEDICAL
医療・福祉施設

春日町ケアセンター移転新築(石川県)

 金沢市は石川県のほぼ中心部に位置し、北陸最大の都市(人口約45万人 447.77km²)であり、加賀藩初代藩主・前田利家公が1583年に金沢城に入城して以来つづく城下町です。観光名所としては兼六園や長町武家屋敷跡などがあり、文豪、室生犀星、徳田秋声、泉鏡花の出身地としても知られています。また、4年前にはNHK大河ドラマ『利家とまつ』の舞台になりました。2014年に予定される北陸新幹線の開業に向けて、金沢駅を中心とした開発が進んでおり、当現場は駅の西南、徒歩5分のところに位置します。

工事件名春日町ケアセンター移転新築工事
発注者医療法人社団仁智会
設計株式会社中島建築事務所
施工飛島建設株式会社
契約工期2006/2/2~2007/3/31
施工場所石川県金沢市元菊町307番ほか
センター棟鉄骨造地下1階、地上7階
敷地面積12,162.91m²
建築面積4,693.07m²
延床面積20,224.20m²
最高高さ31.9m

 仁智会は今から19年前、石川県内で最初に老人保健施設を設置した法人で、240床でスタートしました。この規模は全国でも5番目の大きさで、今回の計画ではこれ以外にケアハウス(特定)110床、19床のクリニックの医療部門、グループホーム18床、ショートステイ24床、ディサービスセンタ-60人、ディケア60人等の福祉部門が一体となり移転新築するもので、全国でも注目を集める複合大型施設になります。建物は老人保健施設とケアハウスをそれぞれメーンとした2棟建ての形態をとっており、近隣住民への圧迫感の少ない設計になっています。