CIVIL ENGINEERING
DAM
ダム

発注者 | 国土交通省北陸地方整備局 | |
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工事名 | 横川ダム本体建設第1,2期工事 | |
施工者 | 飛島建設・戸田建設・福田組特定建設工事共同企業体 | |
ダム諸元 | 位置 | 山形県西置賜郡小国町大字綱木箱口 |
形式 | 重力式コンクリートダム | |
堤高 | 72.5m | |
堤頂長 | 約280m | |
堤体幅 | 6.5m | |
堤体積 | 約24万m³ | |
基盤地質 | 熔結凝灰岩 | |
貯水池諸元 | 集水面積 | 113.1km² |
湛水面積 | 1.55km² | |
総貯水容量 | 2,460万m³ | |
有効貯水容量 | 1,910万m³ | |
堆砂容量 | 550万m³ | |
洪水調節容量 | 1,760万m³ |
荒川は、山形県南西部から新潟県北東部を流れ日本海に注ぐ流域面積1,150km²、幹川流路延長73kmの一級河川です。その支川である横川は、飯豊連峰に源を発し、山形県小国町において荒川と合流します。
荒川流域は、大雨が降るたびに大洪水が発生し、流域の歴史は水害との闘いの歴史といっても過言ではありません。特に、昭和42年8月28日に発生した「羽越水害」は、荒川流域だけで90名に及ぶ尊い人命が失われ、家屋や田畑が流失し、道路や鉄道が寸断されるなど大きな被害をもたらしました。
横川ダムは、羽越水害のような災害が繰り返されないよう計画されました。
既に完成している大石ダムとともに、大雨によって起こる洪水から流域町村を守ります。
横川ダムは、ダム地点の最大流入量880m³/sのうち、570m³/sをダムに貯め込み下流に流れる洪水時の水位上昇を抑え、家屋を浸水・流失から守ります。
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大雨などのとき、上流から流れ込む水の一部をダムに貯め、下流の地域を水害から守ります。
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川の水量が少ないときにダムから水を補給し、川の中の動植物を守り、きれいな川を保ちます。
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工業が産業の中心をなしている地元山形県小国町へ工業用水を最大1日7,000m³供給し、小国町の発展を支えます。
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横川ダムに貯めた水の力を利用して、山形県が最大6,300kwの発電を行います。