CIVIL ENGINEERING
DAM
ダム

犀川の洪水は梅雨期と台風期に集中して発生します。中でも昭和36年9月の第2室戸台風では犀川が氾濫し、金沢市の中心市街地で大きな被害が発生しました。また最近では平成8年6月、平成10年9月など、下流域で内水による被害が発生しました。
このような洪水から金沢市街地を守るために、中流部および下流部で河床を掘削したり、川幅を拡幅する等の整備を行うとともに上流部の辰巳ダムを新設することで既存ダム群(犀川ダム、内川ダム)との連携した効率的な洪水調節が可能になります。
本工事は全国で2例目になる流水型の洪水調節専用ダムです。骨材は全量購入として築造する重力式コンクリートダムです。堤体のコンクリート打設は原則として全面レヤ方式とし、300tクローラクレーンを採用しました。
工事名 | 辰巳ダム | |
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工期 | 2008年3月20日~2013年3月8日 | |
発注者 | 石川県 | |
施工者 | 飛島・福田・髙田・毎田特定建設工事共同企業体 | |
諸元 | ダム高 | 47m |
堤頂長 | 195m | |
堤体積 | 153千m³ |