CIVIL ENGINEERING
ENVIRONMENT
環境施設・処分場

旭川市廃棄物処分場(北海道)

施工場所北海道
発注者旭川市
完成時期2003年
諸元埋立面積132,000m²
埋立容量1,840,000m³
遮水構造遮水シート+自己修復性シート+ベントナイト混合土(底面部)
(メタロセン触媒PEシート+シート系ベントナイトシート+ベントナイト混合土)
貯留構造物重力式コンクリート堤
(堤高14.5m、堤長179m)
  • 発注者の旭川市と施工者の(株)ホージュン及び当社が共同で、積極的な情報公開と、フェイルセーフの設計に取り組み、自然と調和した大規模な処分場を建設しました。
  • 地下水汚染リスクに応じてエリア分けを行ない、各エリアには「池」、「川」、「丘」、「山」といった、一般市民にイメージしやすい言葉を用いることで、地域住民とのコミュニケーション、信頼関係の構築に貢献しています。
  • 主要遮水構造として粘土ライナーを採用し、もっとも地下水汚染のリスクの高い「池:最低部」には、「遮水シート1枚+ベントナイトシート2枚+ベントナイト混合土2層」の3要素複合ラーナーを採用しています。
  • 「池」以外のエリアについても、リスクに応じ法基準内で最適な遮水構造を決定し、結果として、リスクを小さくし、かつ廉価なコストの処分場の建設となっています。
  • 国の定める構造基準よりも更に厳しい「透水係数1×10-7cm/s以下のベントナイト混合土」という条件で施工していますが、ベントナイト混合土を施工した管理型最終処分場では、世界最大規模の容量です。
  • 地下水と処理水を観察池に集め、地域住民の誰もが容易に安全性を理解できるように情報公開されています。