CIVIL ENGINEERING
ROAD
道路

飛騨トンネル避難坑工事(岐阜県)

施工場所岐阜県大野郡白川村~岐阜県飛騨市河合
発注者中日本高速道路株式会社
完成時期2007年10月
諸元トンネル延長L=10,476m
*TBMにてL=6,059m、NATMにてL=4,417m
*白川側よりL=7,021m 河合側よりL=3,455m
内空面積15.9m²~47m²
  • 当トンネルは全長10.7kmの東海北陸自動車道飛騨トンネルの避難用トンネルですが、飛騨トンネルに先立つ先進坑としても重要な役割を担いました。
    東海北陸自動車道としても文字通り「最後の難関」と呼ばれたこの工事は1996年10月に着工以来、完成までに約11年を要しました。
  • 最大土被り(どかぶり)1,000mを超える未知の地山をTBMで掘り進みましたが、途中、断層破砕帯(だんそうはさいたい)や高圧湧水帯(こうあつゆうすいたい)に遭遇しました。
    自然の驚異を幾度となく見せつけられ、たびたびTBM掘削を中断せざるを得ない状況となりました。
    貫通まで300mという段階では高圧の地圧によりTBMが押し潰されるという事態にも遭遇しました。こうしたなかを最新の技術と不屈の精神で完成させることができました。