山口県の下関市と長門市を結ぶ長門・俵山道路のうち、大寧寺第3トンネル(延長1,892m)の北工区(延長1,223.9m)を建設する工事です。長門・俵山道路の整備により、災害時の俵山地区の孤立を回避し、救急医療活動を支援することができます。また、交通の高速化が図られ、広域交流の促進、および地域活性化に繋がります。
工事件名 | 長門俵山道路大寧寺第3トンネル北工事 | |
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発注者 | 国土交通省 中国地方整備局 | |
工期 | 平成27年9月30日〜平成30年3月31日 | |
諸元 | 掘削延長 | L = 1223.9 m |
掘削断面積 | A = 108.2m² | |
掘削土量 | V = 138,620m³ | |
覆工延長 | L = 1193.2 m | |
坑門工 | 一式 |
トンネルの発破によって発生する超低周波音(20Hz以下の音波)は人の耳には聞こえませんが、周辺家屋の建具をがたつかせたり、人体への圧迫感を与えるなど苦情発生の原因となります。本工事では通常の防音扉に加えて発破超低周波音消音装置を設置し、発破による影響の低減に努めています。
コンクリートを練るバッチャープラントは大きな騒音発生源であり、ミキサー周辺の騒音レベルは85~90dB程度となります。低騒音型バッチャープラントでは壁材に複合遮音パネルを使用し、さらに配線貫通部からの音漏れも防止することで操作室内の騒音レベルを75dB程度まで低減できます。