CIVIL ENGINEERING
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港湾・空港

白島石油備蓄基地(福岡県)

施工場所福岡県北九州市(白島)
発注者白島石油備蓄株式会社
完成時期1996年
諸元方式洋上備蓄方式 (国家備蓄)
施設容量560万kl(貯蔵船70万kl×8隻)
敷地面積貯蔵船泊地60ha、管理ヤード14ha
その他シーバース(8~28万DWTタンカー用)
  • 洋上石油備蓄基地の中では、世界最大の施設容量を誇る本格的な石油備蓄基地です。なお、国内では、長崎県上五島(440万kl)も洋上備蓄方式を採用しています。
  • 延長1,050mに及ぶ東防波堤(写真右手)は、造船所ドックでの定期検査修理の際、貯蔵線の泊地内からの引出しおよび引込みができるよう、防波堤ケーソンの移動開閉が可能となるシステム(世界初)を有しています。
  • RLM工法(当社保有技術)による基礎捨石マウンドの機械化・省力化施工の他、国内で初めてスリップフォーム工法(当社保有技術)による大型ケーソン製作の急速施工を実施し、工期短縮を図りました。
  • 厳しい海気象条件を克服し、環境保全に優れた浮体構造物による海洋空間利用方式を開発・実現したことが今後の海洋港湾土木技術の発展に貢献するものと評価され、1996年度の土木学会技術賞を受賞しました。