トグル制震ブレースの特長

トグル制震ブレースのしくみ

　「てこ」の増幅原理を応用したトグル制震ブレースは、力と変形を伝達させる2本のトグル腕とエネルギーを吸収する1本のオイルダンパーで構成されています。
　ダンパーの伸縮量（B）をフレームの変位（A）の２～３倍に増幅させることで、地震エネルギーを効率よく吸収することができます。

トグル制震ブレースの動き

ダンパーのコンパクト化が可能

繰り返しの大地震に有効

　オイルダンパーを使用したトグル制震ブレースは、繰り返し襲ってくる余震に対しても有効であり、交換を必要としません。
震度６以上の大地震を想定した地震動を合計50回の繰り返しになる実験でも、性能の劣化は認められませんでした。

鍛造品を利用

　トグル制震ブレースにより地震エネルギーを吸収する時の大きな抵抗力を、地震の動きと同時に回転しながら力を伝達させる重要な部材の回転支承部には、鍛造品を採用しています。

トグル制震ブレースに使用している回転支承部の鍛造は、建築材料として大臣認定を取得しています。