CIVIL ENGINEERING
RIVER / WATER SUPPLY
河川・上下水道

神戸市では、平成7年の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえて、災害に強い水道づくりを進めており、この大容量送水管整備工事は、水源の4分3を阪神水道企業団からの受水に頼っている神戸市において、六甲山山麓部既設送水トンネルの災害時の危険分散も考慮し、新たに市街地の幹線道路を通る耐震性の高い送水幹線を整備するものです。
この大容量送水管は、通常時の送水能力を強化するだけでなく、既設送水トンネルが被災した場合や更生工事の際のバックアップ機能を有するほか、災害時には貯留機能を利用して、市街地の防災拠点における応急給水にも対応できるもので、厚生労働省の補助事業(緊急時給水拠点確保等事業)に採択されています。
現在は、芦屋市境から住吉川立坑間が完成しており、将来的には、垂水区に位置する名谷ポンプ場までの延伸も計画しています。
発注者 | 神戸市水道局 |
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施工者 | 飛島・戸田・五洋特定建設工事共同企業体 |
シールド概要 | 泥土圧シールド(マシン外径3480mm、ローラーカッター交換装置搭載) セグメント外径3350mm(ST1000、500) |
施工延長 | L=3454.1m |
対象土質 | 玉石混じり砂礫、礫混じり砂礫、粘土質砂 |
土被り | 15.1m~29.2m |
平面線形 | 60R~1000R |