NJD工法(Non Jamming Drilling)
〈泡を利用した削孔技術〉
土砂地山、亀裂性地山での削孔を可能にする画期的工法です。
土砂地山、亀裂性地山での削孔を可能にする画期的工法です。
地下空洞充填工法は、固化材を混練したスラリーを地上からボーリング孔を通じて地下空洞に注入し閉塞することで地盤の安定化を図る工法です。
大規模地下空洞などの企画、開発、設計から施工まで一貫した対応が可能です。
空気圧式釘打ち機を用いて吹付けコンクリートの表面にピンを打ち込み、その貫入深さから強度を推定します。
高強度・高品質吹付けコンクリートの適用により、掘削直後の地山の緩み防止、長期的な荷重の増加や変形に対する耐力を向上させることが可能となり、トンネルの大断面化・偏平化等のニーズに対応するものです。
山岳トンネルで用いる吹付けコンクリートのセメントや細骨材の一部を石炭灰(フライアッシュ)で置換することで、長期強度・耐久性の向上、単位水量の低減、粉じん・はね返りの低減が可能となります。
吹付け作業付近で連続的にドライミクストコンクリートの含水量測定を行い、瞬時にノズル近傍で添加すべき最適水量をモニターに表示し、モニターの数値に基づき水量を調整することで品質変動の低減を行います。
建設工事現場周辺の住宅地などの騒音監視地点へ伝搬する工事騒音について、影響する工事騒音の影響と暗騒音(自動車・犬・鳥の鳴き声など)の影響をリアルタイムで自動的に判別・評価するシステムです。
山岳トンネル建設工事で、計画・設計情報と実際に掘削した切羽の地質状態、施工実績、写真などの情報を一元管理するとともに計画と実態を比較・分析し、わかりやすく表示するシステムです。
建設工事現場から発生した騒音の影響を24時間連続監視し、影響を与えた騒音が、工事によるものか、暗騒音(自動車騒音・犬・鳥の鳴き声など)によるものかを自動的に判別し、工事騒音だけを評価するシステムです。
複数台のレーザー距離計により切羽挙動を多点同時に連続計測して、岩塊の抜け落ちや切羽崩壊の予兆を検知することで、不良地山での切羽作業において作業中止や待避等の安全行動を的確に実施できます。
施工面での取り組みに留まらず,打設するコンクリート配合も含めて総合的に検討を行い,施工の不確実性を解消し,施工の省力化も可能とする「中流動コンクリートを用いたトンネル覆工コンクリート打設の高度化技術」を東九州自動車道新津トンネル工事(トンネル延長 2,074m)に適用しました。
音響管の共鳴現象を利用することで超低周波音を低減します。超低周波音の卓越成分を効率的に消音することができるので、がたつきをなくし、周辺環境にやさしい発破作業を実現します。
温水と蒸気によるコンクリート材料の加温機能と連続温度計測機能により、コンクリートの練上がり温度を熱容量計算に基いて自動制御することができます。一定温度のコンクリートを供給することで品質変動を抑制し、安定した品質での施工を実現しています。
セントル表面に設置された多数の照度センサとLED照明によって、コンクリートの打設高さをリアルタイムに検知して「見える化」するシステムです。
覆工コンクリートを伝搬する超音波の振幅から、任意の時点の覆工コンクリートの強度を推定する【超音波方式】による脱枠強度管理システムです。
各種情報を統合的に取得し活用できる山岳トンネル建設工事向けのIoT開発基盤です。人・機械・環境の情報を容易に取得し、安全性や生産性の向上を目的とした各種自動管理システムの開発の迅速化と、開発システム間の情報連携の円滑化を実現します。
省電力、低コストの特長を持つBLE(Bluetooth Low Energy)電波を利用し、BLE入坑管理(位置管理)システムを応用したBLE重機接近警告システムを開発しました。反射チョッキに収納したBLEビーコンと、重機に配置したBLE受信機間の電波強度から、人と重機の接近を警告します。
本システムは、これまで現場職員の目視観察で行っていた切羽評価を、AI技術と切羽画像を用いて自動で評価し、最適な支保パターンを選定する技術です。
吹付けコンクリートの施工時間の短縮と粉じん・はね返りの低減を実現する型枠併用吹込み方式一次支保工構築工法「Smart Lining System™」を開発しました。
本システムでは、高速に3次元点群を取得可能なLiDAR(Light Detection and Ranging)を使用することで、切羽全体を面的に計測し、切羽の押出し量やその領域、また切羽に施工する鏡吹付けコンクリートの厚さなどをリアルタイムかつ定量的に評価することが可能であり、山岳トンネル建設工事の安全性や施工効率が向上します。
スマートセントルは、締固めや充填、打設後から脱型までの養生作業をICTによりサポートし、覆工作業員の熟練度によらず、安定した品質の覆工コンクリート構築を目的に開発されました。
山岳トンネル工事では、掘削直後の切羽状況を評価項目ごとに評価・記録する作業である切羽観察が日々実施されています。Auftakt for Tunnel Faceは、深層学習を「作業者を補助する技術」として適用し、切羽観察業務を半自動化して省力化することを目的として開発したシステムになります。
本補強技術は、道路や鉄道トンネル等における既設覆工の内空側に補強鉄筋を配筋し、TDRショット(Tough and Durable Repair shot)工法により高品質のモルタルを吹付けた内巻補強工を行うことで、構造性能を向上させます。既設覆工と内巻補強工の接合面には円柱型シヤキーとあと施工アンカーを施して合成梁構造とすることで、巻厚が不足した既設覆工に対しても補強設計・施工が可能になります。